【完全攻略】看護学士(大卒)申請の2大関門!「単位の審査」「学修成果・試験の審査」で不合格(不可)になる具体例と対策
看護学士の申請では「修得単位の審査」と「学修成果・試験の審査」
という2つの関門があります。
どちらも基準を満たして“可”と判定されて、はじめて合格となります。
この記事では、それぞれの審査で何がチェックされるのか、
具体的にどんな点が「不可」につながるのかを、表を使ってわかりやすくまとめました。
これから申請を考えている方や、不安を感じている方の参考になればうれしいです。

審査の流れ
① 修得単位の審査(単位のチェック)
以下の内容がすべて満たされると 「可」 になります。
| 審査のポイント | 内容 |
|---|---|
| 科目区分の確認 | 「専攻に係る授業科目の区分」に適切に分類されているかチェックされる |
| 不適切な分類の修正 | 分類が間違っていれば機構側が正しい区分に並べ替えて審査する |
| 必要単位数の充足 | 並べ替え後も含め、専攻に必要な単位数を満たしているかを確認 |
| 判定 | すべて満たしていれば「可」、不足があれば「不可」 |

学位授与機構での単位は「積み上げ単位方式」だよ。
短期大学や、専門学校に通っていた時に取得した単位
+学位授与機構が指定する単位で足りていない分の単位を
通信教育などで取得して、合計して申請するよ。
つまり以下のことを審査して、単位に関わる合否が決定します。
- 単位が足りているか
- 指定する分類に整理して申請できているか

学位授与機構の説明をもとに、何が足りないのかを調べて取得。
っているのが大変だよね。
必要な単位を分かりやすく表示してくれている
通信大学を選ぶといいよ。

② 学修成果・試験の審査(レポート+試験のチェック)
学修の内容が学士水準かどうかを総合的に判断します。
| 審査のポイント | 内容 |
|---|---|
| テーマの適切性 | レポートのテーマが看護学専攻として適切かどうか |
| 内容の水準 | レポート内容が学士レベルに達しているか |
| 試験での理解度 | 試験結果から、レポート内容が学力として定着していると判断できるか |
| 判定 | 全てが基準を満たすと「可」、どれか不足すると「不可」 |

レポートの提出+筆記試験
で合否判定が出るし仕組みだよ。
- レポートと試験で判断される
- レポートの内容が「看護」の内容から外れていないか
- 文献などを使用し、内容のレベルが伴っているか
- 試験では、レポートの学習内容が定着しているか
- (本人が書いたものか確認される意味も含まれる)
レポートのテーマ選びや書き方に不安がある方は、こちらの記事も参考にしてください。


試験の難しさから試験対策までを詳しく知りたい方は
こちらの記事もチェックしてみてね!

③ 最終的な合否の決定方法
合否の判定は、「修得単位の審査」および「学修成果・試験の審査」の結果に基づいて、総合的に行われます。両方が「可」と判定された場合に「合格」となり、いずれか一方または両方が「不可」と判定された場合は「不合格」となります。
新しい学士への途 学位授与申請案内 令和7年度
どちらもクリアしてはじめて 合格 となります。
必要単位に達しているか。
指定の分類に整理して申請しているか。
テーマは「看護」の分野から外れていないか。
参考文献などを使用し、学士取得相当にふさわしい内容になっているか。
事前に提出したレポートをもとに出題される。
内容が定着しているか&本人が書いたかの確認。
おめでとう!「看護」学位取得!

ステッ1~3全てが合格すれば、学位が取得できるよ!
④ よくあるつまずきポイント
審査はシンプルに見えますが、実際には次のようなところでつまずく人が多いです。
| よくある悩み | 内容 |
|---|---|
| 科目区分の誤り | 「基礎科目」か「専門科目」かの解釈違いで分類ミスが起きやすい |
| 必要単位の数え間違い | 実習科目や選択科目の扱いを間違えるケースが多い |
| レポートのテーマ選定 | 看護学の専攻からズレると「テーマ不適切」で不可になる |
| 試験対策不足 | レポートの内容が理解として定着していないと判定される |
⑤ 不可にならないための事前チェックリスト
申請前に、以下のポイントを見直しておくと安心です。
- 科目区分は公式資料どおりに分類されている
- 必要単位数を満たしている
- レポートのテーマは看護学の「専攻に関する内容」になっている
- レポートの内容に一貫性がある
- 試験対策(自分のレポートの読み返し)ができている
レポートのテーマ選びや書き方に不安がある方は、こちらの記事も参考にしてください。


試験の難しさから試験対策までを詳しく知りたい方は
こちらの記事もチェックしてみてね!

⑥ 審査結果が届くまでにしておくと良いこと
合否通知までは数か月待つことになります。
その間にしておくと良い準備も紹介します。
- 今後のキャリアプランを整理する
- 職場規程の「学士取得による給与の扱い」を確認する
- もし転職を視野に入れるなら、情報収集だけ先に始める

転職活動は、情報収集や病院見学など時間がかかるもの。
自分の好きなタイミングで転職できるように
情報収集は早めに取り組んでおくといいですね。
⑧試験に落ちたらどうなるの?
審査内容を知るほど、「もし落ちたらどうしよう…」と不安になりますよね。
でも安心してください。
学位授与機構の申請は 不合格でも再チャレンジができる仕組み があります。
しかも、前回の申請で “可” だった部分は そのまま免除 されるため、
次の申請はぐっと合格に近づきます。
不合格後の流れや、再申請に必要な書類は、こちらの記事にくわしくまとめています。
➡ 不合格でも大丈夫!看護学士の再申請制度をわかりやすく解説
⑦ まとめ
看護学士の審査は、
- 単位の正確な分類と必要数の充足
- レポートの質と試験での理解度
この2つがしっかりしていれば、合格の可能性はぐっと高くなります。
不安に感じる部分も多いと思いますが、
審査基準を理解して準備しておくことで、結果を落ち着いて待つことができます。
この記事が、これから申請する方の安心材料になりますように。

合否通知はいつ届くの?封筒のサイズや中身が気になる方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

