【体験談】学位授与機構・看護学士の小論文試験対策|不合格にならない勉強法とコツ
学位授与機構で看護学士を取得する流れや、合格率・不合格になる理由を調べていく中で、一番不安になるのが「小論文試験」ではないでしょうか。

何を書けばいいの?難しいテーマが出たらどうしよう…
レポートは通ったけど、ここで落ちたら意味がないのでは?
私自身も、学修成果レポートが通ったあと、「次は小論文か…」と正直かなり緊張しました。
でも実際に受験してみて感じたのは、
小論文試験は“正しい方向”で準備すれば、必要以上に怖がるものではないということです。
この記事では、実際に私が合格したときに行った小論文試験対策を中心に、
- 小論文試験の本当の位置づけ
- 難易度がどう決まるのか
- 不合格になりにくい準備の仕方
- 当日の注意点
を、できるだけ具体的にまとめます。
「何をすればいいか分からない不安」を、
「これをやれば大丈夫」に変える記事として読んでもらえたら嬉しいです。
学位授与機構の小論文試験とは?【まず押さえる前提】
まず大前提として知っておいてほしいのは、
学位授与機構の小論文試験は“新しいテーマについて書く試験ではない”という点です。
小論文試験は、
- 学修成果レポートの内容が
- 申請者本人の学力として定着しているか
- 学士レベルで説明できるか
を確認するための試験です。
つまり、小論文=レポートの延長線。

ここを誤解してしまうと、
「時事問題を勉強しなきゃ」「専門書を読み込まなきゃ」と
方向違いの対策をしてしまいがちです。
全体像をまだ確認していない方へ
※ 合格率や不合格になる理由など、
学位授与機構・看護学士の全体像をまだ確認していない方は、
👉 「学位授与機構の看護学士は難しい?合格率と不合格になる理由を合格者が解説」
を先に読むと、理解しやすくなります。

小論文試験の難易度はどう決まる?【レポート次第】
小論文試験の難易度は、一律ではありません。
なぜなら、
出題のベースになるのが提出した学修成果レポートだからです。
私が感じたポイントはこの3つ。
- レポートの内容が整理されているほど、答えやすい
- 自分で理解できている部分ほど、書きやすい
- 「なんとなく書いた部分」は、質問されると詰まりやすい
実際、私の試験でも
レポートに書いた内容そのものが問われました。

「難しい問題が出た」というより、
「説明できるかどうか」を見られていた感覚です。
小論文試験は難しいの?難易度はどのように決まる?
この情報は、学位授与機構が正式に出している情報ではないですが
私が学位を取得した時に参考にした本によると、
以下の分類に分かれる場合が多いようです。
- 学修レポートが事実上不合の場合
小論文に関係無く、当該科目に関する一般的な出題 - 学修レポートが合否ラインより少し上の場合
小論文の内容では足りない部分を聞く多少重たい出題 - 学修レポートが余裕で合格レベルの場合
小論文の内容を直接聞く軽い問題

つまり、事前に提出したレポートをしっかり書いてあれば恐れることはない!ってことですね。
私は学士を取得する時何も知らない&分からなかったのでこの本を熟読して挑みました!
学士取得に向けて一読しておくことをオススします。
私が実際にやった小論文試験対策【時系列で解説】
ここからは、
私が実際にやった小論文対策をそのまま書きます。
① 学修成果レポートを何度も読み返す
まずやったのは、とにかく
提出したレポートを最初から最後まで読み返すこと。

人に説明できるくらい読み込みました!
時間がない人も、試験対策を始めたばかりの人も、
まず最優先で取り組むところですね!
② 質問されそうな箇所に印をつける
次に、
- 結論を書いている部分
- 専門用語を使っている部分
- 根拠が弱そうな部分
にマーカーや付箋をつけました。
ここは、
試験官から「なぜ?」と聞かれやすいポイントです。

このあたりは、
暗記し書けるくらいまでに読み込んで試験に挑みました!
③ 自分の言葉で説明できるか確認する
付箋をつけた部分について、
- なぜそう考えたのか
- 具体的にどんな経験があるのか
- 他の考え方とどう違うのか
を、声に出して説明してみました。

ここで詰まる部分は、
そのまま小論文でも詰まりやすいです。
声に出して人に説明できる状態にしておくと安心ですね
④漢字を書けるように!
コレは私だけかも…
短大を卒業した後、手で文字を書く機会が減り、漢字が思い出せない!
スムーズに書けない!という悩みが…

制限時間がある試験で焦りたくなかったので
自分のレポートで使用した漢字は一通り
書けるようにチェックして試験に挑みました。笑
レポートから「質問されやすいポイント」の見つけ方
質問されやすいのは、だいたい次のような箇所です。
- 専門用語を使って説明しているところ
- 「〜と考えられる」「〜が重要である」と書いているところ
- 結論を支えている根拠の部分
ポイントは、
「突っ込まれたら説明できるか?」という視点。

レポートの完成度を上げる、というより
レポートを“理解し直す”作業だと思って取り組むと楽になります。
小論文で不合格になりやすい書き方・考え方
小論文で不合格になりやすいのは、
知識が足りない人よりも、方向性がズレてしまった人です。
よくある例としては、
- 話を広げすぎて、結論がぼやける
- 問われていないことまで書いてしまう
- 専門用語を並べて満足してしまう
- 最後まで書き切れない
大切なのは、
「問いに正面から答える」こと。
完璧な文章より、
結論が分かりやすい文章を意識した方が評価されやすいと感じました。
制限時間90分を乗り切るコツ【時間配分】
制限時間は90分。
意外と長そうで、意外と短いです。
私が意識したのは、
- 最初の5分で構成を決める
- 書き始める前に「結論」を決める
- 字は多少汚くてもOK、と割り切る
結論だけは必ず書く。
これが一番大事だと思います。
私がやらなかったけど「やらなくてよかったこと」
不安になると、
「あれもこれもやらなきゃ」と思いがちですが、
私は次のことはやりませんでした。
- 難しい参考書を読み込む
- 他人のレポートを覚える
- 完璧な文章を目指す
- 意味もなく丸暗記する

小論文試験は、
自分のレポートを説明する試験ということを忘れずに
やることは絞って取り組みましょう。
試験当日の注意点(地味だけど大事)
当日は、勉強以外の準備も大切です。
- 会場までのルートは事前に確認
- 余裕をもって到着する
- 腕時計を持参する
- 体調を最優先する
- 受験票を忘れない!
「落ち着いて受けられる状態」を作ることも、
立派な試験対策です。
小論文試験が不安な人へ【合格者からのメッセージ】
小論文試験が不安なのは、
真剣に取り組んでいる証拠だと思います。
でも、
学修成果レポートを書き上げた時点で、
すでに土台はできています。
あとは、
自分が書いたことを、自分の言葉で説明するだけ。

完璧を目指さず、
「伝わるかどうか」を意識して臨んでください。
まとめ|小論文試験は「レポートの延長線」
学位授与機構の小論文試験は、
- 新しい知識を競う試験ではない
- 難易度はレポート次第で変わる
- 正しい方向で準備すれば怖くない
という試験です。

小論文対策の中心は、
学修成果レポートを理解し直すこと。
それさえできていれば、
不合格になるリスクは大きく下げられます。
全体像をまだ確認していない方へ
※ 合格率や不合格になる理由など、
学位授与機構・看護学士の全体像をまだ確認していない方は、
👉 「学位授与機構の看護学士は難しい?合格率と不合格になる理由を合格者が解説」
を先に読むと、理解しやすくなります。

